アーストン10年シーカスク

アーストン10年シーカスク

こんにちわ!

先日ですが、愛すべき「やまや」でシングルモルトを買いました。

アーストン10年シーカスク

Amazonでは高いですが、やまやでは税抜3,000円です。

パッケージにウィリアム・グラント&サンズ社があったので気になり買いました。

ウィリアム・グラント&サンズ社はグレンフィディック、バルヴェニーの大御所な会社。

そんなウィリアム社がグレンフィディック、バルヴェニーに次ぐモルトウイスキー蒸溜所を2007年に建設したのが「アイルサベイ」になります。

そのアイルサベイがリリースしているブランドが「アーストン(エアーストン)」

てか、全然話題にもならんし、知名度が低すぎる・・・

あの、ウィリアム・グラント&サンズ社のネームバリューがありながらこの知名度の低さ。

ググっても、ほとんど情報がありません。

そこで、アイルサベイについて色々と調べてみました。

アイルサベイ蒸溜所

多くはグランツのブレンド用として使用されます。

しかし、シングルモルトとして限定品がリリースされています。

蒸溜所の名前は、カーリング用ストーンの原料石を切り出していることで有名なアイルサクレイグ島にちなんでいます。

場所はローランドになります。

しかも、ウィリアム・グラント&サンズ社のグレーンウイスキー蒸溜所「ガーヴァン」の中。

このガーヴァンは有名なグランツの原酒用として建設されました。

さらにヘンドリックスジンを造るジン蒸溜所も併設されており、複合施設となっております。

1966年から75年まで、「幻のモルト」といわれるレディバーン蒸溜所がありました。

ラインナップ

上記でも紹介していますが、アーストンという名前でシングルモルトをリリースしてます。

熟成年数は10年。

シーカスクとランドカスクの2ランナップ。

「シーカスク」は、その名の通りに海岸近くの貯蔵庫で熟成されたものですが、ピートの要素はなく、滑らかで穏やかな香味に仕上がっています。

海に近い場所で熟成された事で、わずかに感じる潮風が心地よい良いアクセントを与えています。

「ランドカスク」はその名の通り内陸の貯蔵庫で熟成されたもので、ピーティッド麦芽を使用。

非常にスモーキーな仕上がりで、アイラモルトのイメージをしますが、ローランドモルトの穏やかなモルティ感やフルーティさも兼ね備えた独自の立ち位置を確立した香味構成。

シーカスクを飲んでみた

綺麗な琥珀色。

樽の種類は不明ですが、色味からバーボン樽かなと思います。

香り

麦芽の甘い香りが心地良い。

バニラっぽい匂いもしました。

味わい

シーカスクって名前ですが、柑橘、フルーティーです。

結構あっさりしています。

最後に僅かに潮っけがあります。

加水するとフルーティーさが増します。

余韻

柑橘系の苦味が残ります。

麦芽の苦味もかな。。。

まとめ

シングルモルトで3,000円で飲めると考えるとお勧め。

キャンベルタウンのモルトに似ているのかなと思いました。

潮っけはキャンベルタウンほどではありませんが、程よい潮味。

もう1つのランドカスクも飲んでみたくなった。

有名な会社のモルトなんでもうちょっと人気があってもいいのではと思う。

情報がネットでもほとんどありません・・・

まだまだ知らないモルトが沢山あるのと発掘する楽しみを認識した1本でした。