『ビワイチ』1泊2日でバイクパッキングした詳細を紹介します
ビワイチとは
ご存知の方も多いと思いますが改めて説明します。
ビワイチとは「琵琶湖一周」の略称、そして琵琶湖を一周する長距離サイクリングルートの名称であり[1]、ナショナルサイクルルートの一つとして選ばれている。
2018年滋賀県発行の「ビワイチ推進総合ビジョン」によると起源は定かではないが、滋賀県内では湖周道路の整備にともない琵琶湖を自転車で一周する文化が醸成されていた。1987年に大規模自転車道である滋賀県道601号守山大津志賀自転車道線を指定し、2001年に、現在のナショナルサイクルルート指定のコースとほぼ一致する「ぐるっとびわ湖サイクルライン」を設定し、サイクリングマップを配布するとともに案内看板などの環境整備を行った。 関連団体としては2009年に「輪の国びわ湖推進協議会」2012年に自転車の日常利用と観光利用を推進することをめざした「滋賀プラス・サイクル推進協議会」が設立されている。
ウィキペディア(Wikipedia)
琵琶湖大橋から北の北湖を1周するのがビワイチ の一般的であり約160㎞ですが南湖も含めて1周すると約200㎞以上です。
脚力に自信がある人なら北湖なら1日で走れます。時速15kmなら10時間ほどで完走できます。でもそれならほとんど漕いでいるだけなので観光などは不可能。せっかく琵琶湖まで行くなら観光したいですよね。お勧めは1泊2日で走るのがお勧めです。
私のビワイチのルート
ビワイチは半時計周りで回るのが一般的ですのでその通りにしました。
1日目は守山駅から宿泊先のウッディパル余呉まで約80km。黒色の方です。赤色の方は2日目になります。
ウッディパル余呉は冬はスキー場で夏はゲレンデをフリーサイトとしてキャンプすることが出来ます。ビワイチ の半分の距離にあり拠点として便利です。
ウッディパル余呉は写真の場所にあります。
2日目はウッディパル余呉から湖西線の堅田駅まで約80kmです。1日で80kmぐらいがちょうどよく観光も少し出来ました。
1日目(守山駅〜ウッディパル余呉)
1日目。始発で地元の王寺駅から輪行で守山駅まで向かいます。輪行にはモンベルの『コンパクトリンコウバック』を使用しています。この輪行袋ですが、前輪を外すだけで輪行できます。その分サイズは大きくなりますがJRの輪行サイズの規程範囲内です。
守山駅に到着してから自転車を組み立てます。完成はこんな感じです。フロントバッグにトピークの『フロントローダー』、サドルバックはR250の『サドルバックスモール』以上がメインのバックでバックパックはドイターの『バイクワン』を使用してきました。
守山駅からしばらく走るとビワイチ の記念碑に到着。
せっかくなので写真を撮りましたが、しょぼいです。もっと盛大な記念碑だと思ってました。。。
場所はここです。ピエリ守山から近い場所にあります。一見分かりにくいので注意して下さい。
当日は風が強かったので道中はこんな感じです。湖って波無いやんって思っている人がほとんどやと思いますがバリバリ波打っていたので日本海のようでした。
ビワイチのルートには青色の印が刻印されてますので迷うことは全くありませんでした。途中には標識も沢山ありました。
長浜城。ビワイチのルート上にあります。全く知りませんでしたが立派で結構大きなお城です。近くに寄られた時は訪問して下さい。
16時過ぎぐらいにウッディパル余呉に到着。途中雨も降り向かい風で苦しみました。
キャンプ場の近くにスーパーは無いのであらかじめ木之本駅付近で買い物しておきましょう。売店にも少しですが食料品、アルコールは置いてあります。また薪も売ってました。
ご覧のようにスキー場のゲレンデです。平らな場所が少ないのがネックです。
しかし、利用料は1人500円と破格です!
駐車代が発生しますが車も横付けできます。自転車はタダでした。
ウィディパル余呉の詳しい情報はこちらです。
当日はあいにくの雨でしたので土曜日なのに私を含めて3組でした。穴場かもしれません。
ちなみ私のテントはドッペルギャンガー のバックフリップバイシクルテント。バイクパッキングに特化したテントで軽量で収納袋が複数あるので分散して運ぶことが可能。でも、今は終売になってます。
こうして夜は静かに更けていきました。静かだったので快眠できました。
2日目(ウッディパル余呉〜堅田駅)
この日は前日と違い快晴まではいきませんが天気が良かったです。
朝の様子。休憩所のような場所の近くでしたので自転車をその下に保管させてもらいました。でも、人が少なくて良かったです。
朝食はコレ!滋賀名物『サラダパン』です。売店に売っていたので買ってしまいました。でも、これは私の口には合いませんでした。たくわんとマヨネーズを和えてるだけですが、たくわんの味しかしませんでした。滋賀に寄られた時はお土産としてお裾分けして下さい。
2日目は7時に出発。最初は琵琶湖の最も北の方を走りました。奥琵琶湖と言われる場所ですこんな風景です。水の透明度も高くて田舎すぎて落ち着きます。まるで時が止まっているような感じでした。
場所はこの辺りです。自転車で走っただけですが、ホンマにめっちゃ落ち着くしええ所でした。キャンプ場も少しありました。
気になったのは奥琵琶湖キャンプ場です。
直火OKなキャンプ場です。これは素晴らしいです!是非行ってみたいです。
自転車で走ってるとまさかの野生の猿に遭遇!奈良県では野生の鹿を頻繁に見ますが(奈良公園の鹿は実は野生なんです!)、野生の猿は初めて見ました。それぐらいのどかな場所なのでめっちゃ気に入りました。
奥琵琶湖の湖畔の様子です。水の透明度が高くて感動でした。2日目は風が全く無かったので湖は穏やかでした。
ビワイチで最も最難関なのが奥琵琶湖辺りの登りです。でも、アワイチにある峠越えに比べると全然楽勝です。なのでビワイチはほぼ平坦と思ってもらったほうがええですね。
道中こんな施設もありました。何の施設か分りませんでした。でも綺麗なので記念撮影しておきました。
琵琶湖の西側は西に山、東に湖が間近にあります。これが西湖の魅力です。高島市以北は本当にのんびりしていい場所でした。
ぶっちゃけ西湖は同じような風景が続くので飽きてしまう時がありましたが時折見せる琵琶湖の綺麗さに癒されます。西湖の側にはキャンプ場が沢山あります。東側よりリゾート化されてます。湖西道路が無料なのも理由かもしれません。また、有名な琵琶湖テラスも西湖側にあります。
15時ぐらいには堅田駅に到着しました。JR湖西線にあり、琵琶湖大橋に最も近い駅。さくっと輪行準備をして17時過ぎには自宅に到着することが出来ました。
結論としてビワイチを満喫するなら3日間は必要!
私が1泊2日で初めてビワイチをしての感想ですが、2日間でも満喫出来てません。結論からいいますと2泊以上でゆっくり楽しむのがビワイチかもしれません。理想は2泊3日ぐらい。それぐらい琵琶湖周辺には優れた観光資源があると感じました。それゆえに何回でもビワイチにチャレンジしたくなるのでしょう。毎年行ってみたくなりましたし、来年も行きます。
守山市のホームページにはプロサイクリストによるビワイチ推奨コースマップを配布しています。私もこのマップを持参して挑みました。このマップはビワイチだけでなく、琵琶湖周辺の観光スポットを巡回するモデルコースを6コース紹介されてます。朝ドラで話題の信楽へのモデルコースもありますよ。
気になった方はここをクリックして下さい。PDFで表示されます。
またマップを配布している店舗もあります。
配布している店舗はここです。
私もジャイアントストアで貰いましたのでゲットして下さい!
次回のビワイチで行ってみたいスポット
世界でも珍しい湖での有人島『沖島』
沖島(おきしま)または沖ノ島(おきのしま)は、琵琶湖の沖合約1.5 kmに浮かぶ小島。琵琶湖最大の島である。琵琶湖国定公園第2種特別地域。
ウィキペディア(Wikipedia)
人口は300人ほど。こんな小さな島にそれだけ住んでるのも驚きです。湖の島に住み人々が何で祖先はこの島に住むようになったのかなど聞いてみたいです。それぐらい気になりました。猫が沢山いると聞いたことがあります。
メタセコイヤ並木
農業公園マキノピックランドを縦貫する県道小荒路牧野沢線には、延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられ、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、マキノ高原へのアプローチ道として高原らしい景観を形成しています。
言わずと知れた有名観光地。途中まで行こうと思ってたのですが見つけることが出来ず通り過ぎてしまいました。ビワイチルートにメタセコイヤ並木への案内は無かったような気がするので行きたい人は注意して下さい。
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